品質評価国際基準 “4C”
4C
ダイヤモンドの品質を評価する基準として、1950年代にGIA(米国宝石学会)の創設者であるロバート・M・シプリーが開発した“4C”という品質評価基準が国際的に使用されています。
この4Cの組合せがダイヤモンドの品質を決定します。
GIA(Gemological Institute of America)は1931年に設立された、世界で最も権威ある鑑定機関です。
Carat - 重さ
カラットは宝石全般の重さを測る際に使用される重量単位です。
ダイヤモンドはメートル条約で定められたメートルカラット単位で計算します。
| 0.1ct | 0.2ct | 0.3ct | 0.4ct | 0.5ct | 0.7ct | 1.0ct | 2.0ct | 3.0ct | 5.0ct |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3.0mm | 3.7mm | 4.3mm | 4.8mm | 5.2mm | 5.8mm | 6.5mm | 8.2mm | 9.3mm | 11.0mm |
| 1.0ct = 0.200g | |||||||||
Color - 色
ダイヤモンドの色評価は無色が基準となり、D~Zのグレードに分けられています。
不純物がなく構造上完璧なダイヤモンドは希少価値が高く、天然ダイヤにおいて高い価値があるということになります。
| D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Colorless 無色 | Near Colorless ほぼ無色 | Faint ごくかすかな色味 | Very Light かすかな色味 | Light 色味あり | ||||||||||||||||||
| ← high | low → | |||||||||||||||||||||
Clarity - 透明度
ダイヤモンドのクラリティは、内包物や傷の程度を表しています。
天然ダイヤにおいてこれらのない(フローレス:無傷)ものは稀であり、希少性はダイヤモンドの価値を左右します。
GIAの定めるグレードは11に分類されており、殆どのものはVSやSIに分類されています。
| FL | IF | VVS1 | VVS2 | VS1 | VS2 | SI1 | SI2 | I1 | I2 | I3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Flawless 内外部無欠点 | Internally Flawless 内部無欠点 | Very Very Slightly Included ごくごく僅かな内包物 | Very Slightly Included ごく僅かな内包物 | Slightly Included 僅かな内包物 | Included 欠陥 | |||||
| ← high | low → | |||||||||
Cut - 輝き
原石時点で評価が決まっている他のCと異なり、ダイヤモンドの研磨職人の技術が評価されています。カットは丸形かつ58面体に研磨されたラウンド・ブリリアントカットのみが評価の対象となり、プロポーション(形)とフィニッシュ(仕上げ)によってグレードが決まります。
グレードは最高ランクのExcellent(EX)以下、VERYGOOD(VG)、GOOD(G)、FAIR(F)、POOR(P)の5段階にわかれています。
| Excellent | Very Good | Good | Fair | Poor | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3EX H&C | H&C EX | Excellent | ||||
| ← high | low → | |||||
引用
- https://4cs.gia.edu/jp/interactive-4cs/color/index.html
- https://www.gia.edu/JP/gia-about/4cs-clarity
ラボグロウンダイヤモンドについて
ダイヤモンド・類似石との比較
ラボグロウンダイヤモンドとは、天然のダイヤモンドと化学的・物理的性質がほぼ同一の人工ダイヤモンドです。
キュービックジルコニアなどと比較されることもありますが、これらはそもそもの成分から全く異なる類似石です。
| 石種 | ダイヤモンド | ラボグロウン ダイヤモンド | キュービック ジルコニア | モアッサナイト |
|---|---|---|---|---|
| 成分 | 同一の成分 | 成分の違う類似石 | ||
| 化学組成 | C (炭素) | C (炭素) | ZrO1 | SiC |
| 熱伝導率 | 高 | 高 | 低 | 高 |
| 結晶構造 | 立方 | 立方 | 立方 | 六角 |
| 硬度 | 10 | 10 | 8.25 | 9.25 |
| 屈折率 | 2.42 | 2.42 | 2.16 | 2.65~2.69 |
| 分散度 | 0.044 | 0.044 | 0.060 | 0.104 |
結晶構造
ラボグロウンダイヤモンドは「Type II」といわれる結晶構造を持っています。
理想的なダイヤモンドは炭素だけの結晶ですが、窒素が含有される「Type I」、窒素をほとんどど含有しない「Type II a型」、窒素をほとんど含有せず電気を通す性質を持つ「Type II b型」に分けられます。
不純物である窒素を含まない「Type II a型」は極めて天然では希少性が高く、全体の2%しか算出されていません。
| Type I | a型 | 窒素が集合体をつくっている。一般的なダイヤモンドのほとんどがこのタイプで、カラーはDからZのもの。 | 98% |
|---|---|---|---|
| b型 | 窒素が単独で存在している。ファンシーインテンスイエローなど濃い黄色系を生む。 | ||
| Type II | a型 | 窒素やホウ素など不純元素を含まない。全ダイヤモンドの0.5%程度といわれる希少なもの。 | 2% |
| b型 | ホウ素を含む。電気を通す特異な性質があり、ファンシーブルーが属するタイプ。 |